カテゴリ
全体 よびかけ お知らせ 第一回映画祭を終えて 6月2日初日昼の報告と感想 6月2日夜の報告と感想 6月3日午前の報告と感想 6月3日昼の報告と感想 6月3日夜の報告と感想 6月4日夜の報告と感想 6月5日夜の報告と感想 6月6日夜の報告と感想 6月7日夜の報告と感想 6月8日夜の報告と感想 6月9日昼の報告と感想 6月9日夜最終回の報告と感想 映画祭の報告と感想 映画祭に参加して プレイベント 映画祭開催までの経過と 上映作品について プログラムと日程 料金とチケット入手方法 ボランティア募集中 軍縮平和研究所とは 映画祭の会場 未分類 以前の記事
お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
被爆者(2)
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
本映画祭で6月4日の夜に上映される「ゴジラ」(本多猪四郎監督)について、「『ゴジラ』が被爆映画だとは知らなかった」「水爆実験の影響で生まれたとははじめて知った」などの声が寄せられています。映画が完成してからすでに51年。ゴジラの名は知っていても、映画「ゴジラ」の第一作を見たことがない人たちが圧倒的多数ですから当然かも知れません。
「ゴジラ」は日本で公開後、アメリカで再編集され、欧米で公開されました。それでも作品に込められた核時代への警鐘は確かなものとして海外の人々にも伝わったようです。「世界映画資料」(1958年7月号)は、“この批評は英「サイト・エンド・サウンド」誌56~57年冬の号に掲載されたもの”として、ジュームス・モーガン氏の『ゴジラ』批評を紹介しています。その中から、関連ある部分を紹介します。 この映画はおそろしいファンタジィの世界への、いまひとつの脱線と判断されると、アメリカやイギリスの先輩より少し多くの関心をむけられる価値がある。しかしながら、基礎にある社会的抗議のトーンは、その性格描写(その科学者は怪物に対してさえ、彼のおそるべき秘密を解放することにためらいを感じる)のなかに明らかである。また、ゴジラの放射能現象は、直接水爆実験のせいにされている。もっとはっきりと象徴的なシークェンスは、負傷した人々の長い列で、これに、救いを祈って歌う子供たちの合唱がつづくが、それは「原爆の子」におけるすばらしい哀悼歌を少しばかり思いおこさせる。そこでこの幻想と現実の融合は、いやおうなしに11年前のあの事件に立ちかえらせる。 “アメリカやイギリスの先輩”とは、「キングコング」などの“怪獣映画”を指しています。「原爆の子」は1952年に公開された新藤兼人監督の映画「原爆の子」で、“11年前のあの事件”とは、いうまでもなく広島長崎の原爆被爆のことです。 「世界映画資料」(1958年7月号)に掲載されたジュームス・モーガン氏の批評は、当映画祭の呼びかけ人で映画評論家の山田和夫さんが提供して下さいました。(有原)
by hibaku-eigasai
| 2007-05-23 21:18
| 上映作品について
|
ファン申請 |
||